偶然性の発見

プチ哲学 佐藤雅彦さんの本の中に
ビジネスマン・ダニエル氏という題の話があります。

カエルのダニエルさんが石鹸箱を船にして川を渡ろうとすると 
石鹸箱にはあちこちに穴が開いていて船としては使い物にはなりませんでした。

しかしダニエル氏はいっぱい穴の開いている石鹸箱を利用して
シャワーを作り大成功したという話です。

このように 当初の予定にはなかったものが発見されたものの例として
よく付箋紙が挙げられます
当初は強力なのりを開発していたら 弱いけれども何度も使えるのりを
発見してしまいました。

このような偶然的な発見の事を「セレンディピティー」というそうです。

このセレンディピティーをより多く起こさせるには
いろいろなものに参加をする
多くの人に出会う
望むものの近くに行く
肯定的なものの見方をする
アイディアを隠しすぎない
等があるそうです

たしかに いろいろなものに参加したり 多くの人と出会えば
それだけチャンスが大きくなり
自分のアイディアも出しながら 肯定的に話を進めていけば
接点も広がり それを自分がしたいと思う方向性の中で行えば
望む高校での偶然的発見がされる確率は しない場合に比べて
遙かに大きいなと感じました。

偶然的発見を 偶然が起こるまで待つのではなく
たとえ偶然でも 能動的に動くことで その確率を高める
これは試してみたい内容だなと思いました。

※生物が環境の変化に順応させていくことを進化と言いますが
 この進化も偶然性の発見の積み重ねなのかな?

写真はタンポポの綿毛
tanpopo01
子孫を残すため 風に乗ってより遠くへ・・・
進化形の一つ?