人生デザインU29 「競り人」 を観て

先日 人生デザイン U29 競り人を見ました。

セリはセリ人と買い手との戦いで
セリ人は商品の良さや特徴をアピールしながらテンポ良く声をだし主導権を取って 
セリを仕切っていかなくてはいけないそうです。

セリ人がセリの主導権を取れないと 買い手に押し切られ高値を引き出すことができず 
結果 生産者の苦労が報われなくなってしまうという事でした。

セリ人は ただ セリを行えばよいのではなく
買い手と生産者 そして 買い手の先にある消費者までをも視野に入れ
それぞれに満足をもたらさないといけない。

良い競り すなわち セリ人が主導権を取った競りでは
その商品が どんな環境で 誰が どんな思いで生産しているのかを 
時には 生産現場を見たりして 把握し 生産者の苦労、商品の良さを頭の中に入れ 
セリの最中の緊迫した中で 商品の特徴を 買い手に上手に伝え 
より高値を引き出していくものだそうです。

番組の中で行われていたセリの様子も セリ人と買い手との間で駆け引きのある 
迫力のあるものでした。

生産者と 買い手の間に セリ人が立ち それぞれに満足を与える。

この辺りは 依頼者と 使用者との間にシステム構築者が立ち 
依頼者の要求と 使用者側から見た、使いやすさ 便利さのどちらにも 
満足を与える システム開発の様子に似ているなと思いました。

目の前の相手だけではなく 関係する多くの場面をも意識する。

自分の受け持つ部分だけを考えて仕事に取り組むのではなく、
それが影響する全体との関わりを考えるながら作業を進めることは
どんな仕事でも大切なことだなと思いました。

写真は 今 庭で咲いているユリです。
yuri01
初夏の雰囲気が伝わってきます