阿川佐和子さんがゲストのワンダフルライフを見ました
阿川さんはアメリカで1年暮らした事があるそうですが
そのきっかけは 特に目標を持っていたわけではなく
単にグタグタとしてみたかったそうです。
向こうの人に そのことを言うと 素晴らしい 「人生やりたいときが旬」だ的に言われ
いくつで結婚するとか いくつでこの仕事を達成するとか そんな縛りは別にないんじゃない
と言われたとき 何かすごく解放された気分になったそうです。
多くの人は「夢を持て」「個性を持て」というけれど 自分にはそんなものはなく
向上心も捨てたと話していました。
自分はあそこに行くはずだと思ていると 今日がつまらなってしまい 今が苦しくなる。
それよりも 今日が苦しく 辛い時でも どこかに喜びを見つけ、感謝の気持ちを忘れずに
1日の終わりに 今日はこれが楽しかった、こんなことが幸せに感じたと思えたらいい
日々が楽しく充実していること そしてコテッと死んでしまうのが理想だそうです。
更に
既に過ぎてしまったことに対しては
「反省はするけれど 後悔はしない」とも話をしていました。
ふと思ったことは イソップ物語の 「アリとキリギリス」で
アリは冬を考え 毎日一生懸命働いている
キリギリスは毎日歌を歌い楽しく過ごし やがて冬になり
キリギリスは寒さと飢えで困ったという話
この話としては 楽な事ばかりしていると
将来困ることが起こるよという戒め的な趣旨だと思いますが
キリギリスが冬になれば寿命がくるという事が分かって
毎日をしっかりと充実させ 楽しんでいるのなら
キリギリスの生き方も あながち間違っていないのかなと感じました。
人生は 百人百様。
私も 人のいう事に惑わされるのではなく
自分の思う道を 反省はしても後悔はしないように 生きていければ良いなと思いました。
写真は いつもの神社から見下ろした 板のミカン畑へ続く階段
梅雨空で しっとりとしていますが 向かいの山?からは
ウグイスの鳴き声も聞こえ 落ち着いた感じです。